「パイパーズ2007年SEPTEMBER313号」にユーフォニアム奏者である齋藤充氏インタビューが5頁に亘り掲載された。氏は2003年のフィリップジョーンズ国際コンクールの優勝者である。色々と気になるメッセージが多かったこのインタビュー「アメリカで勉強しながら考えた・・・ユーフォニアム奏者として生きるには?」から、是非本誌を購入して全文を読んでもらえたら・・・ということで、特に共感したところを以下抜粋した。
「ここ十年ぐらいの間はモコモコした音にならないようにと、必要以上にはっきり芯を出した音で吹こうとしていた~それもやりすぎてはいけない~ユーフォニアムの良さを残した上でやっていかなければ。」
「ユーフォニアムって、管が太いためか、どうしても色が変わりにくいという面があるように思うんです。例えばチェロのために書かれた曲を吹いていると、チェロで演奏したらもっと繊細に、色を変えて表現できるだろうけど、ユーフォだと耳に心地よくても、もしかしたら曲に内在する良さをうまく引き出せないのでは、と感じることがありますね。それに挑戦するのが課題です。」
ユーフォニアムの鑑賞者&愛好家としては、その「課題」に是非とも挑戦して欲しいところ。並行して、作曲家のご協力を得て、室内管弦楽団や弦楽四重奏、鍵盤系を含むパーッカッションアンサンブルなど、音の芯を元来強く持っている他の楽器との共演を増やしていく取り組みも期待したい。仮にユーフォニアム単独では音色の変化に限界があったとしても、がっかりすることは何もない。他の楽器との組み合わせによりあたらしいサウンドが生まれるだろう。ユーフォニアムは新しい楽器だけに、音楽ファンは、まだその組み合わせの妙味を味わっていない。チェンバロを含む古楽器アンサンブルとの共演、まさに「温故知新」、「未知の響き」・・・そんなところにも市場があるかもしれない。
パイパーズ⇒ http://www.pipers.co.jp/
最近のコメント